よく使うLinuxコマンド

apt-get - サーバー運営上必要なコマンド

Debianのパッケージをインストール・アンインストールします

■よく使う形(例)

※apache2.xパッケージをインストールする。

# apt-get install apache2

パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:

apache2-mpm-worker apache2-utils apache2.2-common libapr1 libaprutil1 libexpat1 libsqlite3-0

以下のパッケージが新たにインストールされます:

apache2 apache2-mpm-worker apache2-utils apache2.2-common libapr1 libaprutil1 libexpat1 libsqlite3-0

アップグレード: 0 個、新規インストール: 8 個、削除: 0 個、保留: 1 個。
2167kB 中 2104kB のアーカイブを取得する必要があります。

展開後に追加で 5865kB のディスク容量が消費されます。

※apache2.xパッケージをアンインストールする。

# apt-get remove apache2

※apache2.xパッケージのインストール実行前にシミュレーションする。

# apt-get -s install apache2

パッケージになっているソフトウェアのインストールやアンインストールを簡単に行うことができます。
セキュリティの問題などで最新バージョンをインストールしないといけない場合を除いては、パッケージによるインストールが大変便利です。

■主なオプション

オプション 機能説明
-d パッケージのダウンロードのみ行う。パッケージの解凍やインストールは行わない。
-f 整合性チェックで失敗しても処理を最後まで続行する。
パッケージの障害などでインストールが途中で中断した場合、-f オプションで強制的に設定まで行うことができる。
-s 実行シミュレーションのみ行い、実際には実行しない。 事前に実行内容を調べることができる。
-y 全ての問い合わせに 自動的にYes で答える。
--no-download パッケージをダウンロードしない。
-b ソースパッケージを取得し、コンパイル&インストールを行う。
-q 実行状態を出力しない。
※その他、オプションは多数ありますが、専門のコマンドリファレンスやmanコマンド等で確認しましょう。

■主なコマンド

オプション 機能説明
install パッケージをダウンロードして展開を行う。 インストールに必要な他のパッケージも同時にインストールされます。
remove インストールされているパッケージを削除する。
source パッケージのソースをダウンロードする。
update /etc/apt/source.listに記述されたサイトから、パッケージリストを取得する。
upgrade パッケージのバージョンをチェックし、新しいバージョンのパッケージがあれば、アップグレードする。
dist-upgrade upgradeと機能は同じだが、優先度の低い競合パッケージが合った場合、自動的に削除する。
clean /var/cache/apt/archives/ 以下にダウンロードされたファイルを削除する。
check パッケージをチェックする。
※その他のコマンドもありますが、詳しくはmanコマンド等で確認して下さい。

■/etc/apt/sources.list

Debianでapt-getコマンドを使用した場合、パッケージの場所を/etc/apt/sources.list に記述されたサイトのデータを探しに行きます。

普段は修正する必要のないファイルなのですが、特別なパッケージを探したり、開発版をインストールしたりするときに、apt-lineを追加します。 sources.listファイルを修正した場合は、必ずapt-get updateコマンドを実行する。

# vi /etc/apt/sources.list

deb ftp://ftp.jp.debian.org/debian/ stable main
deb-src ftp://ftp.jp.debian.org/debian/ stable main

deb http://security.debian.org/ stable/updates main

# apt-get update