さ て、このサイトもJoomla!(CMS)に移行したわけですが、「 Redirect permanent 」では不適切だと気が付きました。　Joomla!はｐｈｐのクエリ(?item=～という表記）で動いていますが、これではSEO対策にならないので、 Rerightエンジンを使って、ディレクトリパスに変更しているわけです。

　http://www.fulldigit.net/ index2.php?option=com_content&task=view&id=41&Itemid=28
　　　　　　　↓
　http://www.fulldigit.net/content/view/41/28/

 
つまり、上記の場合、「　/content/view/41/28/　」といったディレクトリは見かけ上だけで、実際には存在しないわけです。

さて、千ページ説明した「 Redirect permanent 」は、転送先URLにも元のファイルへのパスを補完してURLを作成してアクセスしてくれる便利な機能ですが、Joomla!では問題があります。

例えば
　http://www.fulldigit.net/debian/rerite.html
　　　　　　↓
　http://www.fulldigit.net/content/view/41/28/

 
としたいわけですが、

　Redirect permanent　/debian/ /content/view/41/28/

と記述してしまうと、

　http://www.fulldigit.net/content/view/41/28/rerite.html

といったURLになってアクセスされてしまいます。
ディレクトリパスは存在しないため、Rerightエンジンで変更されたパスにファイルが補完されてしまうと、思った通りのページに移動しないケースが発生してしまいます。

そうならないためには、「 Redirect permanent 」ではなく、「 RedirectMatch permanent 」を使います。
「 RedirectMatch permanent 」は、正規表現を使って、ファイル名補完なしにリダイレクトを行なうことができます。

なお、このサイトでは次のように設定しました。

RedirectMatch permanent ^/index\.html$ http://www.fulldigit.net/index.php
RedirectMatch permanent (.*)/LINUX/(.*)\.html$ http://www.fulldigit.net/content/category/2/3/9/
RedirectMatch permanent (.*)/site/(.*)\.html$ http://www.fulldigit.net/content/category/1/1/5/
RedirectMatch permanent (.*)/se/(.*)\.html$ http://www.fulldigit.net/content/category/3/9/27/
RedirectMatch permanent (.*)/debian/(.*)\.html$ http://www.fulldigit.net/content/category/2/6/10/

 
上記の設定では、あるディレクトリ（例えば、[/LINUX/]の配下にある、拡張子[.html]を持っているファイルが、すべて、右辺に設定したURLにリダイレクトする設定になります。
もちろん、この設定ではファイル名などが補完されることはありません。

CMSへの移行の際にお試し下さい。