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[Debianセットアップ]OpenVZを使う |
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インストール手順(1)Debianのインストール インストールCDイメージから作成したCDで、マシンを起動します。 Sarge (Debian GNU/Linux 3.1)になってからは、Debianでもインストーラーが大幅に変更され、とてもインストールが簡単になりました。GUIもすべて日本語なので、ほとん ど迷うことがありません。(Woodyのときは結構、面倒でしたが..。) ・パーティションの作成 OpenVZを最初から導入することを考えると、基本のOS部と仮想OS部というわけ方になってきます。基本のOS部ではサービスをほとんど実行しないの で、swap部と/var部以外は一つのパーティションとします。残りはすべて仮想OS部に割り当てます。(/vz) ----------------------------------------------
・ネットワーク設定 ネットワーク設定とりあえずDHCPでもOKですが、どうせ固定IPで使うので、staticで設定。 後からIPを変更する場合は、/etc/network/interfacesを変更します。 # vi /etc/network/interfaces (下記は固定IPの例) ----------------------------------------------
・DNSを設定 これもとりあえずでもOKですが、最初から参照ネームサーバが分かっていれば、事前に設定します。 後からDNSを変更する場合は、/etc/resolv.confを変更します。
# vi /etc/resolv.conf (下記はDNS設定の例)
(2)最低限必要なサービスをインストールする 昔は直接コンパイルしていましたが、最近パッケージのバージョンも上がってきているので、今回はパッケージからインストールします。 ・ProFTPD 1.2.10のインストール
# apt-get install proftpd ・OpenSSHのインストール
# apt-get install ssh 標準インストールではSSHでログインするために証明書が必要になりますが、まだ設定していないので、パスワードによる認証でもログインできるように変更します。
# vi /etc/ssh/sshd_config
adduserでユーザが作ってあれば、これでSSHでログインできるはず。
(3)OpenVZのインストール準備
# vi /etc/apt/sources.list # apt-get update (sources.listを変更した場合は、必ず情報を更新)
※Debianでは既にOSテンプレートをパッケージで提供しているため、特に独自にダウンロードする必要はなくなりましたが、必要な場合は
http://download.openvz.org/template/precreated/ よりダウンロードすることができます。 このファイルをopenVZの[INSTディレクトリ]/template/cache下にそのまま配置することで、仮想OSが展開できるようになります。(今回は配置しない:自動的に配置されるので)
(4)OpenVZのインストール
# aptitude install ovzkernel-2.6.16 vzctl vzquota vzctl-ostmpl-debian これで立ち上がってこれば仮想化の準備はすべてOKということになります。 【追記】2007.03.23時点で 「ovzkernel-2.6.18」がリリースされていました。
(5)バーチャルサーバの設定変更
# vi /etc/vz/vz.conf
# vi /etc/vz/conf/ve-vps.basic.conf-sample 規定値ではディスク容量が少なすぎるので変更する。
(6)バーチャルサーバの新規構築
# vzctl create 101 --ostemplate debian-3.1-i386-minimal --config vps.basic これだけで、VS001というサーバができてしまいます。
(7)バーチャルサーバの起動・停止
# vzctl start 101 (起動) ちなみにバーチャルサーバー起動状況の確認は下記のコマンドで確認できます。 # vzlist また、コンソールからバーチャルサーバにログインするには、次のように入力します。 # vzctl enter 101
バーチャル環境が一つだけなら問題ないのですが、複数立ち上げるようになると、どのバーチャルサーバを触っているのか混乱することがあります。私もずいぶん混乱した。(笑) |